今日は中秋節(旧暦8月15日、今年は9月17日)。昔からこの日には、月を眺め、月餅を食べる伝統的な風習があり、今に至るまで受け継がれている。中国各地では、今年もユニークな月餅が次々と登場した。今年の「月餅ガチンコ対決」、あなたの一番のお気に入りはどれ?
成語が刻まれた月餅をパッケージする外国人留学生(9月3日撮影・董業冉)。
河北工程大学で学ぶ外国人留学生たちは3日、河北省邯鄲市叢台区にある菓子店で、「成語月餅」作りを体験。パティシエの指導を受けながら、型押し・餡包み・成形といったプロセスを経て、「胡服騎射」、「黄粱美夢」、「邯鄲学歩」などの成語がデザインされた月餅を作った。「成語月餅」は、邯鄲の成語にまつわる物語と月餅文化を融合させたクリエイティブな月餅。成語にまつわる物語を月餅にデザインすることで、月餅に一層深い文化的な意味を添え、月餅を味わいながら邯鄲の奥深い歴史と文化を実感することができる。
完成した月餅(9月3日撮影・董業冉)。
広東省広州市の菓子屋で「猪籠月餅」を撮影する客(9月1日、撮影・陳楚紅)。
広東省広州市越秀区のある菓子屋には、子豚の形をした月餅が入ったカラフルな小さな竹の籠が並んでいる。「猪籠入水」と呼ばれるこの月餅は、この地方で伝統的に食べられてきたもので、金運アップの願いが込められている。
広東省広州市の菓子屋で「猪籠月餅」を購入する客(9月1日、撮影・陳楚紅)。
法喜寺で販売している「素月餅」
「素月餅」は、動物性原材料を一切使用しない精進スタイルの月餅。浙江省杭州市の寺院には、北宋(960-1127年)時代にはすでに「素月餅」があったと伝えられ、「素月餅」を愛する杭州の人々の思いは、1000年以上にもわたって受け継がれてきた。今年、杭州の年に一度の「素月餅シーズン」の先頭を切ったのは法浄禅寺で、8月9日には早くも発売を開始。それに続いて、法喜寺や香積寺、霊隠寺なども順次発売を開始した。
東北方言が書かれた月餅を陳列する店員(撮影・高龍安)。
吉林省長春市にあるベーカリーでは、ユニークなデザインの各種月餅を販売している。これらの月餅のデザインは十二支やキュートなスタイルの宮廷風キャラ、山水画の風景などのほか、東北地方の方言をモチーフにしたものまで、多岐にわたる。
十二支をデザインした月餅を手にする店員(撮影・高龍安)。