专栏名称: 先秦秦汉史
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【學聞】中國出土資料學會 2023年度第2回大会

先秦秦汉史  · 公众号  ·  · 2023-12-09 19:20

正文

中國出土資料學會2023年度第2回大会


會議信息


時間:

2023年12月9日(周六)

13:00—17:00


會議地點:

綫上(zoom)



會議議程


Ⅰ 中国古代の女性身分についての一考察 ――「偏妻」の分析をめぐって――

報告者:多田麻希子

日本学術振興会特別研究員PD(東京大学東洋文化研究所)


Ⅱ 馬王堆帛書『周易』繋辞篇の道器論と太極論

報告者:李承律

慶北大学校哲学科副教授


Ⅲ “帥禹之緒”還是“帥禹之堵”?——相關問題之會通

報告者:陳劍

復旦大學出土文獻與古文字研究中心教授



論文摘要


報告Ⅰ 多田麻希子

日本学術振興会特別研究員PD(東京大学東洋文化研究所)

発表題目:

中国古代の女性身分についての一考察 ――「偏妻」の分析をめぐって――

発表概要:

漢初の律である張家山漢簡『二年律令』に「偏妻」とよばれる妻がみえ、その解釈をめぐって様々な議論が展開されてきた。ただ「偏妻」は嫡妻と対比される存在であるとの共通理解はあるものの、その居住形態などの実態についてはいまだ定まった見解が提出されていない。これを「同居」という報告者が新たに解釈した出土秦律・漢律にみえる法律用語に基づいて考察することで、「偏妻」の実態の一部を明らかにすることができると考える。さらに漢初の『二年律令』において様々な妻の名称が出現したのに対して、秦代の律(睡虎地秦簡・嶽麓秦簡)においては、現在のところ「偏妻」などの名称がみえない。また文帝期の律(張家山336号墓出土漢簡)では「偏妻」は「下妻」に置き換わっている。妻の名称にみえるこうした時代的変化を手掛かりに、女性(妻)間に形成された序列(「女性身分」)について検討することとする。


報告Ⅱ 李承律

慶北大学校哲学科副教授 

発表題目:

馬王堆帛書『周易』繋辞篇の道器論と太極論

発表概要:

戦国末期から前漢初期に儒家は、『周易』を利用して儒家初の二つの世界観を樹立する。一つは「道器論」であり、もう一つは「太極論」である。それが含まれている現存最古の文献が、周知のように馬王堆帛書『周易』繋辞篇である。道器論は、形而上の「道」と形而下の「器」の二部世界観からなっている。また、それは、①道の領域、②「乾坤・変・通・象」という『周易』の領域、③「器」という万物の領域、④人間の領域、という四部構造となっている。人間の領域は、さらに「法」という社会・政治の領域と「神」という呪術・信仰の領域に細分される。①が形而上の世界であり、②・③・④が形而下の世界であることは言うまでもない。ここで問題は、道器論において形而上の道の世界と形而下の器の世界は、存在論的な主宰と被宰の関係に設定されているが、四部構造の内部において『周易』・万物・人間といった各領域の関係は、明確な形で設定されておらず破片化している点である。太極論は、四部構造の内、形而下の世界において破片化し無関係のように見える各領域の諸関係を、明確な形で繋げつつ確立するために、儒家によって新しく考案されたものと考えられる。


報告Ⅲ 陳劍

復旦大學出土文獻與古文字研究中心教授

発表題目:

“帥禹之緒”還是“帥禹之堵”?——相關問題之會通

発表概要:

近年新刊曾侯寶編鐘(或稱嬭加/加嬭編鐘)“帥禹之”句,研究者讀法有“帥禹之緒”與“帥禹之堵”之不同。其間分歧反映出,大家對早期古漢語中較爲特別的“{堵}”詞之義尚嫌認識得不夠明晰透徹。

綜合所有或尚未被聯繫起來的材料看,上古漢語中本存在一個與牆堵之“堵”無關之“{堵}”詞,其義之準確理解應爲,“某人乃至‘某(些)物’所居處/佔有/包含/活動的特定區域、範圍”(對於君王而言亦可說即其所統治之疆域、領土),引申而指“某人/物之特定‘位處’”。其用字不一,現所見相關諸辭計有:曾侯寶編鐘“帥禹之,叔弓鐘鎛“處禹之(堵)”,清華簡《五紀》“成天之堵”,秦公簋“在帝之(堵)”,曾侯䑂編鐘“代(式)武之堵”;麥方尊“出(堵)”,鄂侯馭方鼎“在(堵)”;漢代多見的“安堵”、“案署”等。諸例皆可會通而得統一解釋。


本文转发自“古文字微刊”