原来枸杞可以这么周边

中国では、クコの実と言えば、乾燥させたクコの実をコップに入れてお湯を注いで飲む人が多い。しかし、このほど取材した寧夏回族自治区銀川市にある百瑞源殷紅子熟荘園では、そんなこれまでのクコの実に対するイメージを一新するような、クコムースケーキやクココーヒーといった、オシャレなメニューが並んでいた。

クコの実のグミ（撮影・梁宏鑫）。

2023年年末の時点で、寧夏回族自治区には、「寧夏クコ」と「中寧クコ」という2つの地域公用ブランドや有名な企業ブランド約10ブランド、クコ関連の企業2755社があるほか、クコの栽培面積は約2万1667ヘクタール、クコの実の生産量は32万トン、クコの実の加工転化率は35％、トータル産業チェーンの総生産高は290億元(1元は約20.1円)、追加工・二次加工される商品は10カテゴリー約120種類に達し、58ヶ国・地域に輸出されている。

クコの実を使ったシンプル食（撮影・梁宏鑫）。

寧夏回族自治区クコ協会の郝向峰会長は、「寧夏のクコというブランドを保護し、伝承するためには、新たな競争の場を発展させ、若者の生活に深く融け込ませ、若者好みのオシャレなお菓子を開発していかなければならない」との見方を示した。

クココーヒー（撮影・梁宏鑫）。

クコの実の瓶詰め（撮影・梁宏鑫）。

クコの実アイス（撮影・梁宏鑫）。